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第1回−−−越後関原駅跡(越後交通 長岡線)
2002/03/03
越後交通長岡線はかつて、信越本線来迎寺駅から、越後関原駅を経て、遠く寺泊まで続いた路線です。
その後、廃止を重ね、現在では存在しませんが、その過程で、越後関原駅も一時は終着駅であった時代も有りました。
越後交通長岡線は、旅客主体の鉄道でしたが、終盤は貨物主体の傾向が強かったようです。
ここ越後関原駅も、隣接する農協倉庫へ引込み線を持つ駅でした。
日越駅、西長岡駅など農協倉庫や工場などへの貨物取り扱い駅が少なく有りません。

越後関原駅位置関係図
上図の通り、長岡線は長岡の中心地(長岡駅周辺)とは信濃川を隔てた地域に存在し、交通手段としての魅力に欠けるものだった。
沿線も住宅地や集落の中心地を避けて走っていた。
ここ越後関原駅も、関原の集落のはずれに有り、利用し辛い位置だった。

越後関原駅から北、寺泊方向をのぞむ。
高速道路下の通路の幅が、現在では細い農道しか通らないわりには広い。
鉄道が併走していた跡だ。

越後関原駅跡、奥の建物が隣接する農協倉庫。

コンクリート製品を置いてある段差が、ホームの跡。

越後関原駅より南側をのぞむ。
丘を貫く切通が、鉄道があった事を物語る。