ひるねの時間

「缶ビール」 97/1/19      みなみ てつや

先日、パソコンと向かい合っている時に、のどが渇いたので冷蔵庫から缶ビールを1本取り出して、またパソコンに向かいながら飲んでいました。
パソ通をしていたのですが、応答が来るあいだ少し間が有ったので、ビールの缶に書いてある事を読んでいました。麦、ホップ、米、アルコール度数・・・っと、その時気になる一文が目に飛び込んできました。

「空き缶は、捨てないでください。」

えっ?と思いました。以前なら、「空き缶のポイ捨てはやめましょう。」とか「空き缶はくずかごに。」とか書いてあったのに、「空き缶は、捨てないでください。」と言われても、車の窓から捨てないで下さい。という意味にしては、少し文章が足らない。どういう事だろう?空き缶をどうしろと言うのだろう?と、少し考えました。

そうか!空き缶はゴミじゃないんだ。つまりは、大切な資源だからリサイクルにまわせと言う事なんだ。と思いました。

そう言えば、最近はどこの自治体でもゴミの分別収拾が盛んだ。また、資源ゴミは積極的には回収しないでリサイクル業者に任せる所も多い。

でもいつも思うのですが、私のような一人暮しでしかも生活の時間帯が、みんなと違う人間にとって、朝決められたように分別してゴミを出すのは至難の業です。また、ゴミを分別すると、家に保管している時の置き場にも困ります。出来ればスーパーかどこかで、常時回収してくれると有り難いのですが・・・。外国のように、町のゴミステーションに分別して捨てられるよう大きなごみ箱をいくつか置いてあるのもいいでしょう。号令だけじゃなく、自治体にももう少し考えて欲しい!。人のせいにする訳じゃないけど、どうしても燃えてしまうゴミは、生ゴミと一緒に出してしまう。だって「燃えるゴミ」って書いてあるし・・・

と思っていたら、このあいだから、私の町でも、表示を「燃やすゴミ」と「燃やさないゴミ」に変更されてしまいました。

いずれにしても、資源は大切な物なのでリサイクルには協力したいと心のそこでは思いつつも、ふとディスプレーに目をやると、応答待ちしていた物が10分も前に到着していました。
また資源の無駄使いをしてしまった。反省!

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