「携帯電話」 97/1/3
PHSが出てからと言うもの携帯電話の料金がどんどん安くなってきている。通話料金こそまだ従来の電話よりも割高だが、加入料金や月々の基本料金はすでに携帯電話やPHSの方がはるかに安い。通話料金だってPHSなら公衆電話とあまり変らないので必要性さえあれば、気にならない程度の料金差になってきている。それどころか、自分から電話をかける事の少ない人は、通話料金+基本料金で考えると、むしろ携帯電話のほうが安くなる場合も有ると思う。
料金面だけではない。利便性に置いても、私のように一人暮しの人は、わざわざ家に電話を置いておく必要はない。留守番電話のメッセージを聞いても忙しい私の友人達とはなかなか連絡がとれない。それよりもむしろ携帯電話に直接連絡してもらったほうが有り難い。
NTTは遠距離通話でのみ競争が生じているかのような誤解をしている様子だが、市内通話に置いてもそろそろ携帯電話やPHSと競争が始まりつつある。
わたし自身は、パソコンを電話回線につないでおく必要上、従来の電話回線を手放せないが、今後一部のPHSの会社の様にNTTの回線に頼らない様なところが、市内通話においてさらにNTTの通話料金に近いか、割安な料金を設定してきた場合は、PHSに乗り換え普段は持ち歩き必要に応じてパソコンに接続すると言う使い方も考えられる。また、今後私自身の電話の需要が極端に増えた場合には今の回線はパソコン専用とし、話をするための電話はPHSかなにかになると思う。
こんな事を考えているのは私だけではないと思う。
私は比較的従来の物を大事にする性格なので、NTTに頼っているが、家庭への回線も自由化が検討されている今、このままではNTTにとって重大な危機ともなり兼ねない。
がんばれNTT。と締めくくっておこう。