除藻剤「トルモ」技術資料
物理的科学的特性
有効成分:2−メチルチオ−
4,6−ピスーイソプロピルアミノ−S−トリアジン
(試験番号:
A‐1114)
粉末度:
外観色調:類白色粉末
溶解度:
0.0048%(48ppm)(成分)
作用特性
- 本剤は非ホルモン型の移行型薬剤で、主として植物の根から吸収され、蒸散流によって茎葉に移行して作用を現わし、葉の先端や葉緑に集積される。また茎葉からも吸収されて作用を現わす。
- 枯殻作用は主として光合成の阻害によるもので、従って作用の発現には緑葉と光があることが必要である。光合成の阻害のほかには、蒸散作用の抑制も起るが、これは光合成阻害の副次的な現象として気孔が閉じるためであるとみられる。
- 温度による作用力の変動については高温ほど作用が大きく、作用力の温度による変動がきわめて大きい薬剤であるが、これは主として植物体内への吸収量が高温によって増加する為であると推察される。