平成13年2月中旬、同期生の仲間とカンボジア及びベトナムへ旅行をしました。カンボジアは、首都プノンペンとシェムリアップ周辺のアンコール遺跡、ベトナムは、南部の大都市ホーチミンです。 ここでは、その圧倒的な豪壮さと華麗さに胸を打たれ、今なお感動覚めやらぬアジアの至宝・アンコール遺跡に焦点をしぼって紹介したいと思います。【旅行日; ’01.2.15〜2.20】 |
【タ・ケウ Ta Keo】 1000年頃、ジャヤヴァルマン5世によって建てられたもの。 アンコールワットの前駆といわれる5層の山岳形式寺院で、最上層の基壇の上には5つの堂塔が立っています。しかし、神像一つなく、大殿堂には何の浮彫もなく、全体が未完成で終わっているため、本尊は何であったかは不明とのことです。 |
【タ・プロム Ta Prohm】 1186年、ジャヤヴァルマン7世が母の菩提を弔うために建立したもの。当時は仏教寺院だったが、後にヒンドゥー寺院に変わり、「梵天の古老」を意味するという。 境内では、巨大な陽樹(ガジュマル)がまるで大蛇のように、崩壊しつつある建物にのしかかり、太い根を張っていて、その異様さにびっくり仰天しました。 |
【プリア・カーン Preah Khan】 1191年、ジャヤヴァルマン7世がチャンパ軍との戦勝を祈念し、父親の菩提寺として建てた仏教寺院。 プリア・カーンとは、「聖なる剣」を意味し、中央祠堂を囲むように3重の周壁があり、更にその内側に回廊があります。しかし、至る所が崩壊していて、保存、修復が待たれます。 |
【東メボン East Mebon】 灌漑用に造った大人造湖の中央に島を設け、そこに建立した中央寺院。 952年、リージェンドラヴァルマン2世が即位後建てた3つの霊廟の1つで、現在、湖の水はないが、当時、王は船に乗ってここまでやって来たという。最上層には、5つの堂塔が立っており、その中央堂塔にはシヴァ神のリンガが安置されています。 |