川 の あ る 風 景

ふるさと長岡は、川のある風景が随所にあります。
市を東西に二分して、南から北へとゆっくり流れる大河信濃川、
その信濃川の右岸から流入する、東地域を流れる太田川、栖吉川、柿川、福島江、
そして、左岸から流入する、西地域を流れる渋海川、黒川などの河川が彩る風景です。

川のある風景は、山を背景にして四季の変化を映し出し、薄れかけた郷愁を誘います。
そんな川のある風景が好きで、四季折々スケッチに出かけます。
ここでは、そんな作品の中から、栖吉川、太田川、信濃川を描いた作品を選んでみました。
葉書大の小さな水彩画です。拙い作品ですが、ご覧ください。

                             

 定年退職後、初めてスケッチに出かけた頃の作品です。早春の芽吹きのみずみずしさ、雪解け水の清らかさに感動して描きました。初めて目にした思いの春の輝きで、自然の優しさ、豊かさに胸が弾みました。

栖吉川(長倉・久保田橋) ’98.4.28
栖吉川(御山・三貫橋) ’98.5.1


 蓬平温泉で会合があり、1泊した翌日、春の陽光に誘われるままにスケッチを楽しみました。太田川上流のせせらぎの音も快く、柔らかな新緑がまばゆいまでに目にしみました。

太田川(蓬平) ’98.5.19
太田川(蓬平温泉) ’98.5.19


 長岡のシンボルの一つ、長生橋と水道タンクです。信濃川の左岸から描きました。とうとうと流れる大河信濃川の向こうには、東地域の市街地と、夏から秋へと移ろう東山連峰が見えます。ふるさと長岡の懐かしい風景です。

信濃川(長生橋) ’98.10.5
信濃川(水道タンク) ’98.10.28


 秋から初冬へと移りゆく太田川上流と、信濃川の河川敷です。蓬平を更に進むとそこは竹之高地、里山も深まり、秋の気配が色濃く迫ってきます。信濃川左岸の広大な河川敷、大河の流れも見えず、木枯らしが舞うような、初冬の冷めた風景でした。

太田川(竹之高地) ’98.10.29
信濃川(左岸河川敷) ’98.12.8


 東地域の市街地を包むように流れる栖吉川。遡ると、御山から栖吉、そして東山へと行き着きます。源流は、鋸山とか。紅葉に燃える東山連峰と、すっかり雪に被われた御山付近の冬景色です。

晩秋の栖吉川(栖吉) ’98.11.10
冬の栖吉川(御山) ’99.2.9

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