山登りは苦手ですが、山を眺めるのが好きで、春に秋にと、スケッチに出かけます。
ここでは、そんな作品の中から、3月から5月頃に描いた、名山の早春・残雪風景を選んでみました。
葉書大の水彩画です。拙い作品ですが、ご覧ください。
◆ 好天に誘われて、南魚は、大和町浦佐まで。3月になってもまだまだ雪は深かったが、日に照らされた雪山は、はや眩しいほどの春の輝きでした。
◆ 同じく、南魚・大和町浦佐。雪解けの魚野川は、青々と水かさを増し、春山の残雪の輝きを一層際だたせていました。越後三山も、浦佐からは、駒ヶ岳と八海山は見えますが、中ノ岳は八海山の陰になって見えません。また、八海山も、場所によって姿が違って見えます。
◆ 長岡から栃尾に入る榎木峠から見た守門岳(左)と、八方台から眺めた守門岳(右)です。威風堂々として、雄々しい山です。新緑の中に残雪を輝かせて浮かぶその姿には、冬の名残を見せて、ほっとするような安らぎがありました。
◆ 新緑が濃さを増し、春の日差しが強くなってきてからも、越後三山の残雪はまだ輝いていました。水梨川は駒ヶ岳からの流れか、宇田沢川は八海山からの流れか、清らかな雪解けの流れを生み出して、名山は麗しくそびえていました。