ふるさとの名山残雪風景

ふるさとにも、名山があります。
百名山の一つに数えられている、妙高山や火打山へは少し遠いのですが、
同じく百名山の一つ、越後駒ヶ岳や巻機山を望める地までは、車で行けば近い。
また、百名山にはないまでも、名山 守門岳を仰げる地まではもっと近い。

山登りは苦手ですが、山を眺めるのが好きで、春に秋にと、スケッチに出かけます。
ここでは、そんな作品の中から、3月から5月頃に描いた、名山の早春・残雪風景を選んでみました。
葉書大の水彩画です。拙い作品ですが、ご覧ください。

                             

 好天に誘われて、南魚は、大和町浦佐まで。3月になってもまだまだ雪は深かったが、日に照らされた雪山は、はや眩しいほどの春の輝きでした。

早春の駒ヶ岳 ’99.3.13
早春の巻機山 ’99.3.13


 同じく、南魚・大和町浦佐。雪解けの魚野川は、青々と水かさを増し、春山の残雪の輝きを一層際だたせていました。越後三山も、浦佐からは、駒ヶ岳と八海山は見えますが、中ノ岳は八海山の陰になって見えません。また、八海山も、場所によって姿が違って見えます。

魚野川と八海山 ’99.4.5
魚野川と巻機山 ’99.4.5


 長岡から栃尾に入る榎木峠から見た守門岳(左)と、八方台から眺めた守門岳(右)です。威風堂々として、雄々しい山です。新緑の中に残雪を輝かせて浮かぶその姿には、冬の名残を見せて、ほっとするような安らぎがありました。

残雪守門 ’99.4.30
守門早春 ’00.5.5


 新緑が濃さを増し、春の日差しが強くなってきてからも、越後三山の残雪はまだ輝いていました。水梨川は駒ヶ岳からの流れか、宇田沢川は八海山からの流れか、清らかな雪解けの流れを生み出して、名山は麗しくそびえていました。

駒ヶ岳早春 ’99.5.18
八海山早春 ’99.5.18

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